常に謙虚に、そして前向きに
五十年という歳月の中、私が徹底して守り続けてきた「リーダーとしての心構え」「リーダー論」をお話したいと思います。
それは「謙虚である」ということ。
たとえば、ひとつのリンゴを何人かで分けるとしましょう。リンゴをいくつかに切ると、どうしても大小の差ができてしまいます。
そのときは、大きい方を取ったつもりで、喜んでわざわざ小さい方を取る。たとえどんなに空腹だったとしても、大きい方は他の人たちに譲る。
リーダーになる者は、そうでなければいけません。自分よりも人のこと。日常の些細なことにも謙虚で、自己犠牲の精神をもって対処する。
そうした考え方と行動が、リーダーとしての地位を築いていくのです。組織からの信用につながっていくのです。
それを「いやぁ、今日は朝から何も食べていないから腹ペコで」と言って、真っ先に大きい方にかぶりつくようでは人の上に立つリーダーにはなれません。
自分のすべきことを、謙虚に、ひたむきに努力していれば、どんな状況になろうとも、みんなそれをきちんと評価して信頼してくれるのです。
組織の上に立つ者、人を動かす立場にある者こそ、誰よりも謙虚でなければならない。
真のリーダーとは、声が大きい者でもなければ、年齢が上の者でもない。常に謙虚で、しかも建設的に前向きに物事を考えることができる者です。
常に前を向いて、謙虚で、常に輝いている-。日々勉強、日々経験、日々反省、そして日々前進。
赤塚充良 (赤塚グループ三社 代表取締役会長)
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