100年企業を目指す

 企業を100年間存続させるためには、1代が25年と考えて4代続く経営が必要です。しかし、後継者が育たなかったり、事業承継がうまくいかなかったりと4代続く経営とは簡単なことではありません。

 それでは老舗企業が続いた理由は何でしょうか。ポイントを以下に挙げてみます。

 

1.「拡大」より「継続」

 企業は拡大することより、続けることが重要です。人も企業も、これでいいと思った瞬間に成長が止まります。100年間成長発展し続けることを目指しましょう。

 

2.「理念」「のれん」は変えない

 企業には、社会情勢や経済情勢に合わせて常に変化し続けることが求められます。

「事業内容」や「販売内容」などは時代に合わせて変化し続けないといけません。

しかし、「企業理念」「家訓」「のれん」といったものは変化させずに代々守り続けないといけません。変化するものと、不変のものをしっかり区別することが必要です。

 

3.子どもに「継ぎたい」と思わせる

 子どもは親の姿を見て育ちます。親が必死で仕事をしていないと、子どもは手伝いたいとは思いません。大変でも一生懸命やっていれば、気持ちはきっと伝わります。

 また、幼いころから「社長になるんだよ」と言い聞かせておくことも大事です。

 

4.後継者の育成

 後継者を育てることは簡単なことではありません。いくら会社を継ぐ気になってくれたとしても、後継者自身に能力がなければ会社はすぐに潰れます。

    会社外部で育てる

 …自社より大きく、厳しい会社がいいでしょう。親の後ろ盾がない会社で鍛えられたという経験はきっと役に立ちます。

    会社内部で育てる

 …早くから重要な判断をする地位において、後継者としての自覚を持たせましょう。

 

5.後継者に任せる

  社長は自分が退いた後でも、ついつい後継者に口出ししてしまいがちです。

  また、ベテラン社員や番頭に後継者のサポートを頼ることもよくありません。

 後継者の立場や責任の所在をあいまいにするだけなので、後継者にしっかり任せましょ

  う。

 

6.遺言書を書いておく

 「まだまだ自分は元気だから、遺言書を書く必要はない…」

 人はいつ死ぬかはわかりません。明日にでも死ぬかもしれないのです。遺言書を残して後継者へのスムーズな事業承継を心がけましょう。

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